住所 | 白老町字石山68−31 |
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電話 | 0144-84-1231 |
白老町役場HP | ふるさと給食の実施について |
試食について | センター見学や学校給食の試食をしてみませんか? |
献立 | パクパクだより |
白老の小中学校では「ふるさと給食」が提供されるらしい。
しかも、アイヌ料理もメニューもあるらしい!
私は、Facebookの白老町役場のページで知りました。
作っているのは、しらおい食育防災センターのみなさん。
メニューを考えた栄養教諭の谷村真美先生に、お話をうかがいました。
目次
ふるさと給食への思い
どうして給食でふるさとの味やアイヌ料理を提供するのですか?
白老の子供たちが、地元の食材やアイヌ料理を取り入れた給食を通じて、もっとたくさん白老町の魅力を知ることができたら、「白老ってこんな町だよ!」って、周りの人に教えてあげることができるでしょう?
子どもたち一人一人が、自分の住む町の良さや特徴を知るということですね!
食べ物をキッカケにして、経済も、文化も、歴史も、色んなことを知ってほしいのです。
「食育」って、全ての学びの入り口になるんですよ!
だから、アイヌ料理を取り入れたメニューの時には、プリントでアイヌ文化も紹介しているんですね!
献立や食材から、楽しく学べるように工夫しています。
11月のふるさと給食の日は、白老町役場のアイヌ政策推進室にお願いして、アイヌ語のクロスワードを作成してもらいました。
子供たちは、回答をタブレットで確認できます。
詳しくは、白老町ホームページ「ふるさと給食の実施について」を読んでみてくださいね!
地元の食材を使うために
ふるさとの食材を給食に取り入れるにあたって、苦労したことはありましたか?
オハウで使用する食材など、なるべく白老産の魚や野菜を使いたいのですが、
時期や給食で調理するための加工を考えると、簡単ではありません。
えっ、そうなんですか!?
地元のものは、手に入りやすいと思っていました。
それでも地元のみなさんや給食納入業社さんの協力をいただきながら、これまで白老牛、ホッキ貝、鮭、桜ます、タラコ、しいたけ、ブロッコリーなど提供できました。
学校給食で地元の食材を提供するためには、地元のみなさんの協力やアイディアが必要なのですね。
これまで、地元や道産の食材を使いながら、2020年からは年3回、アイヌ料理を提供してきました。
せっかくの素晴らしい食材を調理員と一緒に工夫しながら、子供たちが「ふるさとの味、おいしい!」と誇れる給食をこれからも目指します!
北海道学校給食コンクール最優秀賞
ウポポイ開設一周年記念メニューは、2021度の北海道学校給食コンクールで最優秀賞もとったんですよね!
白老町の子どもたちは、給食でアイヌの食文化を学べるんですね。
子供たちが、おいしく学べる給食になるよう、毎回試行錯誤を重ねています。
たとえば、オハウに入れる昆布は白老産のものを使っているのですが、出汁をとるだけではなく、昆布をきざんで汁に入れます。
子どもたちが食べやすいように、調理員さんが細かく切ってくれています。
そんなところからも、食材を無駄にしないアイヌの食文化を学んでほしいと思います。