目次
問い合わせ
住所 | 白老町ポロト自然休養林 |
電話(ポロトミンタㇻ) | 0144-82-2216 |
ガイド料金 | 時間と人数によるので、お問い合わせください。 |
ガイドセンターHP | 白老おもてなしガイドセンター |
キャンプ場HP | ポロトの森キャンプ場 |
ポロト湖をぐるりと囲む、「ポロトの森」こと自然休養林。
この森の中で、アイヌ文化について学べるらしい!
そんなウワサをきき、ガイドをお願いしました。
ガイドしてくれたのは、おもてなしガイドセンターの佐々木さんです。
ポロトミンタㇻから出発!
集合は白老駅北口から歩いて5分の、ポロトミンタㇻ。
ここから、車で自然休養林の駐車場まで連れて行ってもらいます。
ポロトの湖
車の中から、ポロト湖が見えます。
ポロトは、アイヌ語で大きな(ポロ)沼(ト)という意味です。
湖の大きさは、札幌ドーム5個分。
一番深いところが14m で、平均8m くらいの深さです。
昔は、冬に凍った湖の氷を採氷し、魚の保存用として売られていたんだよ。
ポロトの氷は厚くて美しく、よく売れたんだって。
今は、1月からワカサギ釣りをやってるよ。
スケートリンクにもなるんだよ!
ポロトの森は、四季が楽しめる
このポロトをぐるりと囲むのが、ポロトの森(自然休養林)だよ。
散策路の入り口に到着し、車を降ります。
佐々木さんは、小さなほこらに向かって手を合わせました。
今日は、ガイドよろしくお願いします!
おねがいしまーす!
ポロトの森には、キャンプ場、バンガロー、炊事場、トイレもあるよ。
キャンプ場のオープンは、ゴールデンウィーク前から秋口まで。
森のガイドは、一年中いつでも受け付けています。
森は、四季によって、全然風景が違うんだ。
春、夏、秋、冬… 。
その違いが楽しいんだよね!
佐々木さんのオススメは、どの時期ですか?
やっぱり春?
いや… 僕のオススメは、冬かなぁ。
葉っぱが全部落ちてるでしょう。
だから、森がとても明るくて、遠くまで見渡せるんだよ。
これは、なんの葉っぱかな?
ハリギリ!
天狗のうちわ!
わかるようになったよー!
熊、鹿、キツネ、野鳥の暮らす森
冬は葉っぱが茂ってない分、木の肌もよく見えるよ。
あと、雪についた足跡を見るのが得意な人もいるね。
熊の「止め足」って、知ってるかい?
姉崎等さんの「熊にあったらどうするか」で読みました!
足跡を消すために、自分の足跡の上を後退りして、茂みに飛び移るんですよね!
そうそう。
熊は頭がいいからね。
僕は、山に入る前に、いつも熊に合わないようにおまじないしてる。
あと、醤油のペットボトルを持ち歩いてるの!
いざというとき、これを熊に投げると、匂いに夢中になる。
うわ…本当に醤油持ってるんですね!
そういえば、入り口のほこらでは、手を合わせてましたよね…。
なんか、急に熊が身近に感じてきました!
でも、幸い熊にはあわず…
会ったのは可愛い野鳥と鹿でした。
木とアイヌ民族の暮らし
佐々木さんは、木に触れながら、その使い方についても教えてくれました。
アイヌ民族は、トドマツを使って狩小屋(クチャ)を作ったこと。
桂の木(ランコ)は、丸木舟(チㇷ゚)を作るのに適していること。
キハダの実(シケㇾペ)は、アイヌ民族が食用にしており、今も胃腸薬として使われること。
トドマツの松ヤニを使って、小刀(マキリ)を接着していたこと…
実際にその植物を見ながら、いろんな話を聞けるなんて…。
まさに、体験型の博物館ですね!
最後にいざない橋を渡って、この日のガイドは終了しました。
おもてなしガイドって?
今日はありがとうございました!
植物やアイヌ文化の豆知識がいっぱいで、楽しかったです。
ガイドさんは、もともと森林に詳しい人が多いんですか?
そういう人もいるね。
僕たちは自然コース、アイヌ文化コース、歴史コースなどの講座を受講し、ガイドの技術を磨いてきたんだよ。
なるほど!
佐々木さんが時々見ていたノートは、そうやって勉強しながら作ったんですね!
イラストや写真がとっても綺麗で、感動しました!
植物のアイヌ語名が書いてあるのも分かります。
ウポポイのすぐ裏に、こんな自然の学校があったなんて、驚きですね!
子連れでも軽装でも、軽い山歩きが(コースによりますが)楽しめます。
ショーケース越しでなく、実際にある森の中からアイヌ文化を学べるのが、このポロトの森なんですね。
そのほかのガイドコースは、おもてなしガイドセンターHPをチェックしてくださいね!
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