（2021年度）アイヌ民族技術伝承講座（アイヌ古式舞踊講座）

アイヌ民族文化財伝承・活用講座は、アイヌ民族の伝統的な民族技術及び民族芸能を学べる講座です。

アイヌ民族文化財への理解促進や有効活用につなげることを目的としています。

この講座では、地元に伝わるアイヌ古式舞踊を初心者にもわかりやすく指導します。

練習風景

練習の風景を、youtube でまとめました。

7分ほどで、イヨマンテリㇺセがフルで2回とハンチカㇷ゚リㇺセの練習風景を紹介しています。

初回は岡田路明先生を講師として特別講座が行われ、アイヌ古式舞踊についての講義も受けました。

踊りは、ウポポイで歌や踊りの指導にあたっている高橋志保子先生（youtube）と山内久美子先生、また白老アイヌ協会の理事長である山丸和幸先生に、古式舞踊を教えてもらいました！

講師の３名は、みなさん旧アイヌ民族博物館（ポロトコタン）で、何十年も実際にお客さんの前で歌や踊りを披露してきました。

ですから、一緒に輪の中に入って踊ると、心臓を揺さぶられるような本物の「楽しさ」を味わうことができます。

上手い下手とか、そういうのも関係ないです。

仲間と踊ることを楽しんで、それを人に見せること。

その経験が何十年もある先生方と踊ることで、「踊ること」そして「儀式」の意味を考えさせられます。

参加者は10-15名ほどでしたが、アイヌ民族に興味があって白老町に移住してきた方も、こういった講座に参加しています。

みなさん今は白老町民ですが、出身地は大阪・山口・岩手などです。

私を含め、「アイヌ古式舞踊は全くの初めて」という初心者もいますが、全８回の講座で全員が「イヨマンテリㇺセ」と「ハンチカㇷ゚リㇺセ」を踊れるようになりました。

今回の講座で教えてもらったのは、２つの踊りです。

イヨマンテリㇺセは、熊の霊送り。

ハンチカㇷ゚リㇺセは、水鳥の踊りです。

こちらは本とDVDも販売されています。

DVDの内容はこちらのyoutubeでも視聴可能です。