しらおい創造空間「蔵」

白老には、ハイレベルな芸術に触れられる場所があります。

それがこの、軟石を使った石倉で、歴史ある建物「蔵」です。

アイナ

私も、白老に来てから、蔵でのコンサートや講演会、上映会などに行きました。

都会へ行かなくても、白老の歴史あふれる建物で、ハイレベルな芸術に触れられます。

でも、やはりここは白老。

お客さんと演者の距離も近く、客席にも町内の方が多くいます。

アイナ

演者や他のお客さんとの会話が弾んで、「今度は一緒に、こんなことやろうよ！」と、どんどん夢が実現できる感じがします。

どんなことでも「やってみたい」と思ったときにできる場所があり、実現できる場所が、この「蔵」です。

建物と歴史

蔵のある場所は、1870年代から1950年代まで、白老町のメインストリートとして賑わっていました。

イギリスの探検家イザベラ・バードも、この道を通った記述が残っています。

干場亭次郎さんはその頃、ウトカンベツ川の水と井戸水を使って、本町で酒造りをしていました。

そして1917年から1924年にかけて、荒井春吉さんに頼み、大小２つの石倉を建設。

1936年まで、年間一升びんに三万本分の酒を生産し、この蔵に保存していました。

1952年からは、旧白老町農業協同組合が所有し、飼料や機材を入れておく倉庫として使用され、「農協の石倉」として親しまれてきました。

しかし石倉の保存・活用には大掛かりな改修と多額の整備費用が必要でした。

そこで、北海道の助成金を受けて「地域創造アトリエ」として整備することに。

石倉を歴史的建造物として残したい！

若者が気軽に集まれる場所が欲しい！

そんな町民の声を受け、しらおい創造空間「蔵」は生まれました。

蔵には「白老文化芸術共創」の事務局もあります。

白老文化芸術共創では、白老町内をめぐってアート作品を観ることができます。

アイナ

イメージとしては、ヴェネチアビエンナーレやあいちトリエンナーレのような感じですね。

詳しくは、こちらからご覧ください。