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問い合わせ
住所 | 白老町東町1丁目3-18 ヤマダリビング内 1F |
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電話 | 090-8427-7506(10:00~17:00) |
OPEN | 講習希望に合わせて対応。まずはお問合せください。 |
メール | kazukoda7@gmail.com |
HP | しらおいスペインタイル工房 ミナミナ |
ある日、白老町役場でこんな表札を発見しました。
アイヌ文様のタイルだ!
白老町で作っているのかな?
白老情報発信ブログ「しらおいナビ」で調べると、なんと工房は白老駅のすぐ近くでした。
しかも、絵付け体験ができるらしい!
そこで、早速私も電話してみました。
2日前までに予約をして、汚れてもいい服装で到着です。
うわあ、キレイなタイル!
良かったら、体験の前に…
かずこさんがアイヌ文様のスペインタイル教室を始めたキッカケ、教えてもらえませんか?
教えてくれるのは、ヤマダリビング専務の山田和子(かずこ)さん。
いいですよ。
私がスペインタイルに出会ったのはね…
スペインタイルとの出会い
2014年のある日、ヤマダリビング専務のかずこさんは、テレビを観ていました。
すると、宮城県女川町のスペインタイル「みなとまちセラミカ工房」の番組をやっていました。
女川町とスペインタイル
2011年に女川町の900名以上の命を奪った、東日本大震災。
震災の後、女川とスペインのガリシア地方の町の、異文化交流の計画が持ち上がりました。
2つの町は、どちらもリアス式海岸があり、海の幸が豊富で、人口規模も同じくらい。
しかし女川町は、津波によってガレキだらけの灰色の街になっていました。
絶望感が漂い、色を失ったようになった女川町。
ここで、色鮮やかなスペインタイルを作れないだろうか。
もう一度、まちを彩るために。
その番組に心を動かされた和子さんは
「スペインタイルによる町おこし」と「アイヌ文様」とのコラボができるかも!
とひらめきます。
多文化共生のまちづくり
白老町は、アイヌ民族が古くから暮らしてきた町です。
そして、江戸時代には仙台藩の元陣屋があったり、和人が早くから住み着いた土地でもあります。
さまざまな問題を抱えながらも、異なる文化を持つ人が共生してきました。
和人、アイヌ民族だけでなく、他の民族の人たちも。
国も、性別も、年代もとびこえる共生を目指すのが白老町です。
和子さんは、「スペインタイルによる町おこし」と「アイヌ文様」とのコラボで、多文化共生のまちづくりに参加することを思いつきました。
スペインタイルとアイヌ文様
アイヌ文様は、着物の刺繍で有名ですね。
それに、イタ(まな板)などの木彫りの文様もあります。
また、「刺繍」と一言で言っても、いろんな技がありますね。
布に直接オホ(チェーンステッチ)する刺繍。
テープを縫い付けて、その上にコーチングステッチするイカラリ。
布に切り目を入れながらまつって作るカパラミㇷ゚。
蜘蛛の巣のような模様を作るエタㇻカ…。
平坦な二次元の作品に見えて、実は三次元なのが刺繍の世界です。
布の端を下の布に縫い付けていくと、上の布はぷっくりと盛り上がったり。
着物、その上につける布、そこに施すステッチの厚みがあります。
では、スペインタイルは二次元でしょうか?
いえいえ、やっぱりこのスペインタイルも、独特のぷっくり感があります。
そして、土台の素焼きの陶器の色が、絵と線の部分に残って見えます。
ただの線に見えますが、引っ込んでいて、立体感があります。
ただ、アイヌ文様の刺繍と違うのは、陶器は屋外や水場に強いこと。
だから、表札とか、水回りのタイルに向いています。
私が最初に出会ったのも、町長室の表札でした。
一度作れば、一生色褪せることはありません!
絵付け体験
タイルの大きさにもよりますが、2-3時間で一枚作れます。
値段も大きさによって変わるので、お問い合わせください。
アイヌ文様以外もありますよ。
さまざまなアイヌ文様の種類も紹介されています。
この絵付けをきっかけに、アイヌ文様や、スペインタイルの技法に触れてみてくださいね。
楽しみながら、自分の知らなかった文化に触れること。
「綺麗だな」「楽しいな」「知らなかったな」
そうして多文化共生への道が続くといいですね。
①絵とタイルを決める
②カーボン紙で写す
③鉛筆かシャーペンでなぞる
④色を付ける
⑤焼き上がるのを待つ。
⑥完成!
裏にコルクを貼ってもらえば、鍋敷やコースターとしても使えます。
タイルとして壁に埋め込みたい場合は、コルクなしにしてもらいましょう!