住所 | 白老町大町3-10-7 |
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電話 | 0144-85-2600 |
OPEN | 17:30~22:00 |
CLOSE | 日曜日・月曜日 |
@kawasho_izakaya | |
@ファミリー居酒屋 河庄 |
河庄(かわしょう)では、地元の山菜を使った料理が食べられます!
アイヌ料理のお店ではありませんが、アイヌ民族が伝統的に食べていた食品を味わえます。
ゴールデンカムイで登場したあの食材も…
本当に食べられるなんて、感動しちゃう!
二代目マスターご夫婦に、お料理の一部を紹介していただきました!
目次
山菜天ぷら盛り合わせ
イタドリ、タラの芽、ふきのとう、うど、たけのこ、コゴミ、フキ、ななつば、コシアブラなどの山菜の中から、6種類ほど時期によって提供しています。
山菜は、一年中食べられるんですか?
はい。4月から6月は、ほぼ毎週山に行って、山菜を採ります。
そして、一年中お出しできるように保存しています。
山菜が毎年採れるように、気をつけていることはありますか?
例えばタラの芽なら、木を殺さないように、一気に芽を全部とりません。
ギョウジャニンニクなら、1枚葉のものは採らず、2枚以上のものを採るようにしています。
山菜採りには、いろんな知識が必要なんですね!
チェㇷ゚ルイペ
2月から8月の間は、サクラマスのルイペも提供しています。
脂がのっていて、こちらも美味しいですよ!
ルイペはサーモンだけかと思っていました!
サーモンやサクラマスは、私が釣ってきたものをお出ししているんですよ。
すごい!!
山菜やキノコだけでなく、お魚も天然なんですね…!
アイヌ民族は、貴重なタンパク源としてサケを捕獲。
寒さが厳しい冬に備え、サケを雪に埋め、凍らせて保存していました。
それを凍ったまま薄く切り分けて食べていたことが、ルイペの発祥とされています。
やまぶどうジュース
ヤマブドウソーダと、ヤマブドウサワーがあります。
自分たちで採ってきた山葡萄を使って、ジュースを作っています。
サワーは、ジュースを炭酸と焼酎で割ったものです。
ヤマブドウソーダ、めちゃめちゃおいしかったです!
ヤマブドウはブドウ科の木質ツル性植物で、秋に食用の実がなります。
アイヌ文化では実を生食したり果実酒にする以外にも、若葉やツルを生で食べます。
また、成長したツルを利用して、編み袋やわらじを作るそうです。
ギョウジャニンニクのおひたし
これこれ!
プクサ(ギョウジャニンニク)って、ゴールデンカムイに出てくるやつ〜!!
ずっと、食べたかったんです〜!
ギョウジャニンニクのキムチもありますよ。
それと、4月から5月には、ギョウジャニンニクの天ぷらもお出ししています!
ちょっとピリッとするけど、いい香り!
春の山菜の味ですね〜💖
ギョウジャニンニク(プクサ)とオオウバユリ(トゥレㇷ゚)の2つを合わせて、アイヌ民族は「ハル(食べ物)イッケウ(腰)」と呼びました。
食べ物の腰ですから、大事な食べ物のこと。
そのくらい、ギョウジャニンニクはアイヌ民族にとってよく食べる食品だったんですね。
鹿のかつ煮
こちらは、鹿肉のジビエ(野生動物の料理のこと)です。
白老産の新鮮な鹿肉を使って、柔らかーく仕上げました。
優しいお出汁がお酒と合いますよ。
おいしい!!(パクパク)
息子くん、食べ過ぎだよ!笑
でも、アイヌ民族も食べていたユㇰ(鹿肉)のお料理。
増えすぎて駆除されているので、積極的に食べたいですね。
天然キノコ鍋
16種類のキノコが入ったキノコ鍋は、一番の人気メニューです。
キノコの天ぷらは、採れたその日だけ出している特別メニューです。
9月から10月には、キノコの佃煮もお出ししていますよ。
これ、みんな大好きですよね。
しめにラーメンを入れて食べると、最高です!!
これだけ採ってくるのは、育てるのと同じくらい大変ですね。
冬季限定!シメのオハウ
冬季限定だから、まだ食べたことがないんですが…
いつか食べてみたいです!
オハウは冬季のみ、お酒を頼んでくれたお客様にサービスしています。
私が釣った鮭で、シノブさんが作っています。
私の人生初オハウは、旧アイヌ民族博物館で食べたもの。
ジャガイモや大根が、ゴロッと大きいのに柔らかくて、味がしみていて…。
その味に近づけるように、作っています。
先代マスター
河庄に来たら、先代マスターの服装にも注目です!
バンダナにはマタンプㇱのようなアイヌ文様。
そして、ポロシャツのアイヌ文様!
一瞬、ほんとの刺繍かと思いました…!
詳しくは、白老情報発信ブログしらおいナビさんで、見てみてくださいね。
ちなみに、私の息子(4歳)は先代マスターが
よう、アニキ!
と言ってくれるのが嬉しいようで…
今日も、河庄行こう!
とせがみます。笑
アイヌ伝統食材を食べながら、地元の空気を楽しみたいなら…
河庄をオススメします!