白老文化芸術共創2021(終了)

運営主体白老文化観光推進実行委員会
住所白老町本町1-7-5 しらおい創造空間「蔵」内
電話0144-82-5363
HPhttps://www.shi-ra-oi.jp/
Instagramhttps://www.instagram.com/roots_and_arts.shiraoi/
Twitterhttps://twitter.com/roots_and_arts
Facebookhttps://www.facebook.com/rootsandarts.shiraoi/
Notehttps://note.com/roots_and_arts/

白老文化芸術共創では、白老町内をめぐってアート作品を観ることができます。

イメージとしては、ヴェネチアビエンナーレあいちトリエンナーレのような感じです。

2021年度には、大きく分けて3つのプログラムがありました。

1つめがアーティスト・イン・レジデンスで、アーティストが白老に滞在しながら作品を作り出します。

2つめがシルキオプロジェクトで、町内をめぐる展示です。

3つめが音声コンテンツのラジオウタリとレディオしらおいです。

アーティストインレジデンス

アーティスト・イン・レジデンスとは、作家が一定期間ある土地に滞在し、常時とは異なる文化環境で作品制作やリサーチ活動を行うことです。

2021年は、ニセコ在住のアーティスト磯崎 道佳(いそざき みちよし)さんを白老に招き、ワークショップ「ハスカップからカンパーニュ」を開催しました。

地産素材の味を生かしたシンプルなパン「カンパーニュ」を北海道で育てたハーブで食べるという、ローカルな視点から食文化の可能性を考えました。

シルキオプロジェクト

2021年度の会期は10月15日から11月7日でした。

このプロジェクトは今年から白老文化芸術共創の事業に組み込まれましたが、2018年からすでに開催されてきました。

シㇽキオは、模様のついた(アイヌ語)という意味。

イラストレーターら複数人のアーティストが白老の土地・地域に残された神話や伝承、歴史等に焦点を当て、フィールドワークや調査を実施。

アーティスト独自の発想と想像力で、土地が持つストーリーを作品化するプロジェクトです。

アーティストそれぞれが、作品にふさわしい場所を見つけ出し展示します。

白老はアイヌ民族の歴史や文化と切り離せないため、アイヌ文化に着想を得た作品も多く生み出されています。

例えば…

● 2018年、相川みつぐさんは、ポンアヨロ川に伝わるオキクルミ(アイヌの英雄)が尻もちをついた跡と呼ばれる「オソロコチ」の物語をもとに、クジラ漁の様子や海辺で暮らしていたアイヌの人たちの特徴を捉えた図柄を作成。

● 森迫暁夫さんは、白老に住むアイヌの人々は沖から山を眺めながら漁をしていたことから、山の神でもあるクマが転がることと自然が回転していくイメージと生命力を重ね合わせた作品を作りました。

● 2021年、詩人の文月 悠光さんは、白老を代表する歌人・満岡照子の詩とのコラボレーション作品を展示。満岡照子の描いた100年前のアイヌ民族やかつての白老の描写を、新しい感性で照らし出しました。

ラジオウタリ

「ラジオウタリ」も、白老文化芸術共創のプログラムの1つです。

アイヌのトンコリ奏者、音楽プロデューサーのOKI(オキ)をDJ(パーソナリティ)に迎え、アイヌ音楽をはじめ、世界各地の音楽やカルチャー、伝統・伝承などを紹介します。

毎回さまざまな専門領域を持つスペシャルゲストをお招きし、コアでディープな話をくり広げます。

4 COMMENTS

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です