アイ・オㇿ・オ・コタン先祖供養祭(7月)

ところ白老町 虎杖浜 ポンアヨロ海岸
とき7月9日 10:00-12:00 (2022年)
問い合わせ先0144-82-7739 (白老町役場アイヌ制作推進室)
主催(一社) 白老アイヌ協会

アイヌ民族は古くから北海道に居住し、長い歴史の中で口承文芸や衣服、音楽、ミング、儀式などの独自の文化を育み、それらは今日まで受け継がれてきました。

しかしながら、それらの文化・歴史について、日頃みなさんに知っていただく機会が少なくて、十分に理解されていないのが現況です。

カムイノミ(神々の護りに感謝し平和な暮らしを願う)
シンヌラッパ(先祖供養)
フチ(おばあさん)たちが中心となり、イナウ(御幣)と供物を捧げ先祖の霊に祈る儀式です。

この事業は、「カムイノミ」「シンヌラッパ」という伝統儀式を通して、皆さんに特色あるアイヌ民族の文化・歴史にふれていただき、同時に「アイヌ民族としての誇りが尊重される社会の実現」を目指し、開催されるものです。

皆さんのご参列をお待ちしています。

古式舞踊披露
例年のプログラム

10:00 カムイノミ

    シンヌラッパ(先祖供養)

    古式舞踊披露

    交流会

12:00 閉会

アイオㇿオとは?

「アイ、オㇿ、オ、コタン(矢、そこ、郡在する、部落)」

縄文時代の平和で豊かなコタン、アヨロ台地。

アヨロの背後にあるクッタㇻウㇱ山では狩猟をし、太平洋では海の幸を得ていました。

調査では、竪穴式住居跡、貝塚、炉跡、石皿、石たる、石臼、琥珀玉など、豊かな装飾品が多数出土しています。

また、暖流系のシジミ貝、マグロ、スズキ、タイなどが出土し、縄文人の食料と精神的豊かさ、恵まれた平和な生活が伺えます。

このようにアヨロ川、ポンアヨロ川を擁した丘に数千年続いた縄文時代には、定住できる条件の場所であった大集落跡などから、先住民の生活の舞台であったことが、これまでに確認されております。

このことにより白老アイヌ協会では、現代まで数千年の時を経て白老の地を見守ってきたアヨロ台地にて、この地に暮らした先祖を偲び、アイヌヌプリにて先祖供養(シンヌラッパ)を実施することとなりました。

アヨロ地区の主な名所

虎杖浜アヨロ地区について、詳しくはこちらをご覧ください。

アヨロ地区の主な名所については、下の記事にまとめました。

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