住所 | 白老町末広町2丁目6-4 |
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電話 | 0144-82-6301 |
OPEN | 9:00~17:00 |
CLOSE | 月曜日 |
@アイヌ文化情報オンライン「ピㇼカカンピ」 |
チキサニは、(一社)白老モシリが白老町の委託を受けて運営しているギャラリーです。
もとは今のウポポイがあるポロト湖畔にありましたが、ウポポイの開業に伴って町内に移動してきました。
現在は、ウポポイから車で2-3分のところにあります。
白老モシリ専務理事の舛田良道さん、森洋輔さん、小黒美奈さんが常駐しています。
質問にも優しく教えてくれますので、アイヌ文化について興味を持った方は、ぜひ行ってみてくださいね。
はい!早速質問です!
チキサニって、どういう意味ですか?
チキサニとは、アイヌ語で「我々が擦って火を出す木」という意味で、ハルニレの木のことを指しています。
良い薪になり、燃えやすく、火起こしに使われていたハルニレの木には、いくつかのアイヌ神話があります。
中でもチキサニ姫のお話は有名です。
目次
へえ〜。
じゃあ、このイオルって、どういう意味ですか?
イオルとは、現在は「伝統的生活空間」と訳されています。
アイヌ民族は、村ごとに狩りをする場所や、山菜などの食べ物を採る場所が決まっていました。
また、着物を作るための樹皮や、住居をつくるための資材も身近な自然環境の中から得ていました。
それらの「狩りをする場所」のことを、イオルと呼んでいました。
しかし、明治に入ると日本政府によって、山林や川の食べ物を採ることは禁止されてしまいます。
狩りや漁、採集に利用していた土地(イオル)や、住んでいた土地までも国の財産とされ、和人に払い下げられました。
それによって、アイヌ民族の伝統的な狩猟や採集の技術も、失われてきてしまいました。
そこで、白老町が山や川、海岸などの一部の地域を「イオル」として指定し、伝統的生活空間を再現し、その技術を継承するための活動がイオル再生事業です。
穀物の育成などは、主に白老モシリの会員さんが担っています。
チキサニでは、山のイオル、海のイオル、川のイオルに分けて、学校や一般の参加者を募り、体験イベントを行なっています。
イベントに関する情報は、フェイスブックの「ピㇼカカンピ」のページを見てみてください!
また、申し込みは「白老町広報 元気」に告知されますので、チェックしてみてくださいね!
講師は、主に白老モシリの会員さんです。
山のイオル
チキサニの体験の様子を、youtubeのビデオで紹介しましたよ!
海のイオル
サケの皮を使った靴作り
川のイオル
川漁体験
常設展
常設としては、サケ皮靴や丸木舟、樹皮で作ったアットゥㇱなどが展示されています。
企画展
企画展では、刺繍サークルの作品や、木彫講座の受講生の作品などを展示します。
公益財団法人 アイヌ民族文化財団が白老アイヌ協会に委託しているアイヌ民族技術伝承講座や、アイヌ文化伝承再生事業の作品も、こちらで展示されることがあります。
白老町民の伝承活動の成果が見られますから、ぜひ来てください!
刺繍体験やゴザ編みなどを、町内の講師が教えてくれます。
去年は11回実施されました。
このイベントで作られた作品は、後日チキサニで展示されます。
こちらのミニ体験イベント申し込みも、白老町広報「元気」に随時告知がされます!
チキサニは、町内の小中学校への出前授業も行っています。
去年は、リクエストに応じて、5回ほど実施されました。
チキサニの一角には、アイヌ民族関連の図書コーナーがあります。
白老のアイヌ研究者が出版した本などもあり、貴重な本が沢山あります。
貸し出しもOKです。
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