やまだ民芸社

事業者名やまだ民芸社
電話&FAX0144-82-2085
所在地白老町高砂町1丁目2-59
代表山田 祐治
問合せ可能時間毎日9:00 ~ 17:00

山田祐治さん

1954年に白老コタンに生まれ、アイヌ文化を身近に触れながら育ちました。

18歳で父の故・山田国雄氏が営んでいた「やまだ民芸社」に入社し、木彫りの技術を学んできました。

また、2008年から現在に至るまで白老アイヌ協会の役職を務め、カムイノミにおいても副祭司などを務めてきました。

現在はやまだ民芸社の代表として、アイヌ文化の保存継承及び普及に努めています。

また、白老町だけでなく近隣の市町村より木彫りの講師を頼まれ、更新の指導・育成にも取り組んでいます。

つぶらな瞳が語りかける

山田さんの彫る動物の、表情にご注目ください。

主な受賞歴

「キムンカムイ 恵みに感謝」

北海道アイヌ協会主催の工芸展に2015年から毎年参加し、シマフクロウや鮭などをモチーフにした木彫作品を作り、奨励賞を7回受賞しました。

2021年には、「キムンカムイ 恵みに感謝」と名付けた2点セットの作品が、同展覧会の一般工芸品部門の一位・最優秀賞(道知事賞)に輝きました。

キムンカムイ(山の神)と称されるヒグマが両手で鮭をつかむ場面と、伝統儀式カムイノミの作法に倣い、手のひらを上に向けて神に恵みを感謝する様子を表現しています。

「自然への感謝と敬いを忘れてはいけない」というメッセージを込めました。

  • 2015年 第49回北海道アイヌ伝統工芸展 奨励賞
  • 2016年 第50回北海道アイヌ伝統工芸展 奨励賞
  • 2017年 第51回北海道アイヌ伝統工芸展 奨励賞
  • 2018年 第52回北海道アイヌ伝統工芸展 奨励賞
  • 2019年 第53回北海道アイヌ伝統工芸展 奨励賞
  • 2020年 第54回北海道アイヌ伝統工芸展 奨励賞
  • 2021年 第55回北海道アイヌ伝統工芸展 最優秀賞(道知事賞)

2018年には、アイヌ文化の深い知識と技能を有し、幅広い活動でアイヌ文化の振興・発展に尽力してきたことを讃えて、公益財団法人 アイヌ民族文化財団より平成30年度 (第22回) アイヌ文化奨励賞を受賞しました。

カラフル木彫り熊の置物

手のひらにちょこんと収まるサイズの、小さな熊。

山田さんの木彫の熊が、UVレジン(合成樹脂)製のアクセサリーや置物になりました。

毛並みや全体の形はもちろん、山田先生の作品に特徴的な鼻の形や、くわえた鮭の表情まで3Dプリンタを使って精巧に表現されています。

ピアスバージョン(ウポポイ)

伝統工芸と最新技術(3Dプリンタ)が出会って生まれた、めずらしいお土産です。

木彫り熊は全て手作りなので単価が高くなり、小学生や中学生が買えるような価格帯の商品はなかなか作れませんでした。

でも、この商品なら700円〜1500円と、若い世代もリーズナブルな値段で、伝統工芸品に親しむことができます。

商品を買える場所

観光インフォメーションセンターポロトミンタㇻ

ポロトミンタㇻに置いてある山田民芸の商品

「ウポポイ」のミュージアムショップ

星野リゾートホテル「界ポロト」

新千歳空港ターミナルビルの民芸品店

白老の3つの生活館に、レリーフを提供しました

竹浦生活館(1992)山田国雄、吉田信男、礒谷功、能登康昭、山田祐治
虎杖浜生活館(1997)
社台生活館(1996)

ウポポイでの実演

1 COMMENT

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です