住所 | 白老町若草町2-2-5(ウポポイエントランス棟) |
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電話 | 0144-84-6545 |
OPEN | 11:00~ウポポイ閉館時間まで |
CLOSE | ウポポイ閉館日 |
HP | 焚火ダイニング・カフェ ハルランナ |
LINE | @ふる川グループ |
ウポポイのエントランスにある食事どころは、いくつかあります。
ウポポイのエントランスで、お手頃にアイヌ料理を楽しみたいなら、カフェリㇺセ。
記念日や接待などに使うなら、このハルランナをお勧めします。
内装もダイナミックでオシャレ。
窓からはポロト湖畔が見渡せます。
目次
ハルランナで触れるアイヌ文化
「ハルランナ」とは、神と人間が一緒になって楽しむ行事です。
ハルランナ!(haru ran na 食べ物が降るよ!)
アイヌ民族が古くより用いるキハダの実や野草、白樺の樹液などの食材に、北海道の豊かな素材を取り入れた新北海道料理を提供しています。
それでは、料理の一部を見てみましょう!
ユㇰ(蝦夷鹿肉)の焚き火ロースト
最初に、スープとパンが出てきます。
スープには、ギョウジャニンニク(プクサ)のペーストと松の実が入っています。
ギョウジャニンニク(プクサ)とオオウバユリ(トゥレㇷ゚)の2つを合わせて、アイヌ民族は「ハル(食べ物)イッケウ(腰)」と呼びました。
食べ物の腰ですから、大事な食べ物のこと。
そのくらい、ギョウジャニンニクはアイヌ民族にとってよく食べる食品だったんですね。
左のパンが薙刀こうじゅ(セタエント)とクルミのパンです。
右のは、ヨモギ(ノヤ)ときな粉のパンです。
セタエントは風邪や胃腸に良いとされ、アイヌの食文化では、お茶やお粥にして食べていたそうです。
特有の爽やかな香りが食欲増進にもなります。
こちらがメインのエゾシカ肉(ユㇰ)の焚き火ローストです。※白老牛とユㇰの合い挽きハンバーグも写っています。
ユㇰ(鹿)とカムイチェㇷ゚(鮭)はカムイが天から降らせて与えてくれたものと考え主食としてきたそうです。
ユㇰは年々肉の物流が良くなり、驚くほどおいしいお肉です。
栄養面でも脂肪が少なく、ミネラルが豊富で美容にも良いと言われています。
シケㇾペのカタラーナ
カタラーナはスペインのお菓子ですが、スパイスにキハダの実(シケㇾペ)を振りかけています。
シケㇾペは、胃腸の調子が悪い時に威力を発揮し、打身や捻挫、火傷にも使われる漢方薬なんだそうです。
苦味は強いですが、適量使うと良い香辛料になります。
アイヌ民族ゆかりの食材を使った飲み物
ここでは、ハスカップサワーやよもぎサワー(写真)が飲めます。
知らなかったけど…ハㇱカップって、もとはアイヌ語なんですね!
アイヌ文化では7月頃に成熟するハスカップの実を生食しました。
ビタミンc、ビタミンe、カルシウム、ポリフェノールが豊富で、眼精疲労や視力低下に効果があると言われるアントシアニンなども含まれています。
両方とも、アルコールフリーです。
アルコールでは、大雪地ビールのケラ・ピルカを置いています。
デザインの監修は、川村カ子ト(カワムラ カネト)アイヌ記念館です。
うつわ
カフェラテは、白老の石山にある輪果窯で作っているアイヌ文様のカップでいただきました。